慶州 南山 塔谷 磨崖仏像群
住所:慶州市 塔谷ギル(경주시 탑골길 36)
文化財指定:宝物 第201号
慶州·南山の北東、南山新城一帯の山奥から南川(蚊川)と流れる渓谷を「塔谷・탑골」といいます。この山のふもとには、統一新羅時代から神印寺(신인사)という寺があって、その南に三重石塔があり、石塔に祈ると霊験があることから”塔谷”と呼ばれたそうです。
現在は小さくこぢんまりした庵、玉龍庵(オッヨンアム・옥룡암)が建っています。
玉龍庵は近代に多くの文学者が滞在した場所で、特に青雲の志を抱いた高等考試受験生の集中できる勉強場所として名を広げました。
塔谷は春には桜が満開し、夏には青々と茂った緑の間から渓谷の水が流れ、秋には紅葉がひときわ美しく、多くの人々が訪れます。
玉龍庵の境内を過ぎて裏に上がると、高さ約10m、周囲約30mの自然な岩石に、四方に幻想的な仏の世界が広がっています。様々な仏像と木塔を絵画的に描写したかのように、その美しさに思わず感動します。
南山 塔谷 磨崖仏像群
四角い自然岩石の北面の中央には、蓮の花の上に座って説法する釈迦如来と、天蓋が一緒に刻まれ、両横には九重木塔と七重木塔が刻まれており、塔の上には飛天がゆらゆらと揺れながら飛んでいて、塔の下には二匹の獅子がいます。
最も広い東の面の中央には三尊如来像があり、周りには天から降りてくる飛天像と、三尊像の左下には供養する僧侶像、金剛力士像などが配置されています。
南面には龕室を浅く作り、その中に三尊仏を祀り、その横には2本の菩提樹の下に禅定に入った形の如来像(または僧侶)が刻まれています。
面積の狭い西側の面には、ヤナギと竹の間に一人の如来座像が刻まれています。
今まで調査した資料によると、計34点の図像が確認されており、このように多くの像が一ヶ所に刻まれた例はほとんどなく、特に2基の木塔は、細部の表現が忠実に現れており、皇龍寺九層木塔など、新羅時代の木塔を研究する上で貴重な資料となっています。
磨崖仏像群の南には、霊験があると伝わる三重石塔1基が立っています。 9世紀末に造成されました。
[旅 Tip]
慶州·南山の東側にある山麓の谷、塔谷から仏谷と弥勒谷は、近くに位置しています。ここの3つの谷にある石仏像を一度に歩いてみることができます。静かで美しい田舎町の風景と、弥勒谷~塔谷~仏谷の石仏像を鑑賞しながら、南山の魅力を満喫できます。
春には桜が満開になり、夏には青々と茂った緑の間から渓谷の水が流れ、秋には紅葉がひときわ美しく、多くの人々が訪れます。
弥勒谷~塔谷~仏谷の周辺には、レストランとコンビニエンスストアがありません。飲食が必要な場合は、早めに用意しておくと便利です。
ハイキング服装、履き慣れた平たい靴、リュック、帽子、雨具、手袋、お弁当と飲料水、ガイドマップを用意すれば、もっと安全に楽しめます。
[公共交通]
※市内バス:11番(運行間隔:20分)
※慶州市外バス停(高速バス停)から花郎教育院行きの市内バスに乗って(約30分所要)→菩提寺入口バス停下車→玉龍庵まで徒歩で移動(1.1km約20分所要)
※帰りは菩提寺入口バス停から慶州市外バスターミナル行きの市内バスにお乗りください。 ※タクシー料金は8,000~10,000ウォンほど。
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