慶州歴史遺跡地区-南山地区
❏ 登録名称:慶州歴史遺跡地区(Gyeongju
Historic Areas)
❏ 登録区分:文化遺産 / 登録基準: (Ⅱ) (Ⅲ) / 登録年:2000年
“ 寺寺星張 - 寺は夜空の星のようにきらきらして ”
“ 塔塔雁行 - 塔は雁のように立ち並んでいる ”
『 南山に登らなくては慶州を見たとは言えない !!! 』
慶州·南山は新羅千年の歴史を持ち、仏が常住する霊山で、新羅人の信仰の対象だった場所です。
仏教を崇拝した新羅は、南山にその足跡を残したため、南山には多くの仏教遺跡が散在しており、「野外博物館、または屋根のない博物館」というほど、新羅千年の輝かしい文化が息づいている場所です。
南山全体が2000年12月にユネスコ世界文化遺産に指定されました。
新羅国の首都、徐羅伐の南に位置しているとして名付けられた南山は、北の金鰲峰(468m)と南の高位峰(494m)を中心に、東西幅4km、南の長さ10kmの楕円形で、一匹の亀が徐羅伐の奥深く入り込み、伏せた形をしています。南北に長くそびえ、渓谷は深く、稜線ごとに奇巖怪石があらゆるものなしている大きな山です。
新羅の歴史が始まり、初の王である朴赫居世(バク・ヒョッコセ)の誕生神話が伝わる羅井をはじめとし、二つの峰から続く約40の谷ごとに寺が建てられ、岩ごとに仏像と塔が造られ仏国浄土を成し、初期王宮と神宮、都城を守ってきた4ヶ所の山城、王陵、亡国の恨みが立ち込める鮑石亭址など、新羅の興亡盛衰とともに南山にはあらゆる伝説が伝わっています。
南山に石仏像が造られるようになったのは、7世紀初めと推定されています。
南山に残っている文化遺跡は寺址150ヶ所、仏像129体、塔99基、石灯籠22基、王陵13基、古墳37基、山城跡4ヶ所、先史遺跡21ヶ所の計694点があります。これらの文化遺跡のうち国宝1点、宝物14点、史跡15ヶ所、文化財資料1点、地方有形文化財14点、地方記念物2点、文化財資料4点が指定されています。
山全体が世界文化遺産に登録されているだけに、週末には数多くの巡礼者をはじめ、登山客がここを訪れます。
西南山 三陵谷・삼릉골
三陵谷谷は茸長谷とともに南山の中で最も広く知られています。
南山全体が新羅仏教の宝庫として挙げられますが、特に三陵谷には磨崖仏像が多く、仏菩薩の世界のようで、11か所の寺院跡と15体の仏像が残っており、南山の巡礼および文化遺跡踏査コースで、最も多くの人々が訪れる場所として有名です。
三陵谷とは、新羅時代の朴氏3人の王の陵があることから名づけられ、ここでは、石仏を時代的に見ることができます。
⑴ 拝洞 石造如来三尊立像・배동 석조여래삼존입상(宝物 第63号)
⑵ 拝洞 三陵・삼릉(史跡 第219号)
⑶ 三陵渓 石造如来坐像・삼릉곡 석조여래좌상
⑷ 三陵渓谷 磨崖観音菩薩像・삼릉계곡 마애관음보살상(有形文化財 第19号)
⑸ 三陵渓谷 線刻六尊仏・삼릉계곡 선각육존불(有形文化財 第21号)
⑹ 三陵渓谷 線刻如来坐像・삼릉계곡 선각여래좌상(有形文化財 第159号)
⑺ 三陵渓 石造如来坐像・삼릉계 석조여래좌상(宝物 第666号)
⑻ 三陵渓 磨崖釈迦如来坐像・삼릉계곡 마애석가여래좌상(有形文化財 第158号)
西南山 茸長谷・용장골
木魚、念仏の音の鳴り止まない仏国浄土茸長谷!!!
南山茸長渓谷は、金鰲峰と高位峰の間の深い谷で、その尾根や山すそには、茸長寺址など22ヶ所の寺院跡、7基の石塔、三輪台座仏など5体の石仏像、そして多くの説話が伝わっています。
茸長(ヨンジャン・용장)という名称は、この渓谷に新羅時代の寺院、茸長寺があったことから名付けられ、渓谷の長さが約3kmあり、南山で一番大きく深い谷間で、渓谷に流れる水と自然の美しい風景が調和して多くの人が訪れる場所です。
⑴ 茸長寺谷 三重石塔・용장사곡 삼층석탑(宝物 第186号)
⑵ 茸長寺址 磨崖如来坐像・용장사지 마애여래좌상(宝物 第913号)
⑶ 茸長寺谷 石造如来坐像(三輪台座仏)・용장사곡 석조여래좌상(宝物 第187号)
⑷ 茸長寺址・용장사지
⑸ 茸長渓谷 石造薬師如来坐像
➧ 南山 茸長寺谷 三重石塔と石造如来坐像 ≪詳細ページに移動する≫
東南山 烽火谷・봉화골
烽火谷は東南山で最も深い渓谷で、南山の磨崖仏像の中でも最高傑作とされている七仏庵 磨崖仏像群が位置します。七仏庵(チルブルアン・칠불암)は、慶州 南山の南東、烽火台の稜線から伸びた深い谷、烽火谷(ボンファゴル・봉화골)の中腹に位置する小さな庵で、巨大な自然岩石に釈迦三尊仏と四方仏など、7体の仏菩薩像が刻まれているということからその名が付けられました。
⑴ 南山 七仏庵
磨崖仏像群・칠불암 마애불상군(国宝 第312号)
⑵ 南山 神仙岩
磨崖菩薩半跏像・신선암 마애보살반가상(宝物 第199号)
⑶ 南山 傳 念仏寺址
東・西三重石塔・남산 전 염불사지 동・서 삼층석탑(史跡 第138号)
➧ 慶州 南山 七仏庵 磨崖仏像群と 神仙庵 磨崖菩薩半跏像 ≪詳細ページに移動する≫
東南山 塔谷・탑골
慶州·南山の北東、南山新城一帯の山奥から南川(蚊川)と流れる渓谷を「塔谷・탑골」といいます。この山のふもとには、統一新羅時代から神印寺(신인사)という寺があって、その南に三重石塔があり、石塔に祈ると霊験があることから”塔谷”と呼ばれたそうです。
現在は小さくこぢんまりした庵、玉龍庵(オッヨンアム・옥룡암)が建っています。
こちらは、高さ約10m、周囲約30mの自然な岩石に、四方に幻想的な仏の世界を描写した磨崖仏像群が位置します。
塔谷は春には桜が満開し、夏には青々と茂った緑の間から渓谷の水が流れ、秋には紅葉がひときわ美しく、多くの人々が訪れます。
⑴ 南山 塔谷
磨崖仏像群・남산 탑골 마애불상군(宝物 第201号)
⑵ 玉龍庵(オッヨンアム)・옥룡암
東南山 仏谷・불곡
慶州·南山の北東、塔谷村から約740m離れた仁旺里の尾根、メンダリゴゲ(峠)から南川(蚊川)へと流れる渓谷を「仏陀谷(부처골)、または仏谷(불곡)」といいます。慶州の人々は、この渓谷の中腹に”おばあさん仏”があることから”仏陀谷”と呼ばれるようになったといいます。
仏谷 磨崖如来坐像は、その姿が端麗で慈しみ深いおばあさんに似ていることから「おばあさん仏」、岩を削って龕室の中に仏様を刻んだことから「龕室仏」と呼ばれます。
⑴ 南山 仏谷 磨崖如来坐像・남산 불곡 마애여래좌상(宝物 第198号)
➧ 慶州 南山 仏谷 磨崖如来坐像 ≪詳細ページに移動する≫
東南山 弥勒谷・미륵곡
慶州·南山の東にある山のふもと、拝盤洞ケッマウル(慶尚北道·山林環境研究院)の裏、菩提寺がある山の谷間から南川(蚊川)へと流れる渓谷を弥勒谷といいます。
弥勒谷には、菩提寺と弥勒谷 石造如来坐像、磨崖石仏があります。
⑴ 南山 弥勒谷 石造如来坐像・남산 미륵곡 석조여래좌상(宝物 第136号)
⑵ 菩提寺 磨崖石仏・보리사 마애석불(有形文化財 第193号)
⑶ 菩提寺(ボリサ)・보리사
➧ 慶州 南山 弥勒谷 石造如来坐像と 菩提寺 磨崖石仏 ≪詳細ページに移動する≫
東南山 国師谷・국사골
東南山の西出池から150mほど南に行くと国師谷の入口であります。思想岩と南山浮石などの奇岩が絶景をなしてあり、この渓谷からは3か所の寺址が確認されました。寺址からは崩れ落ちた築台と基壇石、屋根石などが発見されました。
⑴ 書出池・서출지(史跡 第138号)
⑵ 国師谷 三重石塔・국사골 3층석탑(有形文化財:第447号)
慶州 南山一円、その他の文化財
南山洞 東·西 三重石塔・남산동 동·서 삼층석탑(宝物 第124号)
慶州 南潤寺址
幢竿支柱・경주 남간사지 당간지주(宝物 第909号)
慶州 南山 天龍寺址
三重石塔・경주 남산 천룡사지 삼층석탑(宝物 第1188号)
慶州 南山 昌林寺址
三重石塔・경주 남산 창림사지 삼층석탑(宝物 第1867号)
慶州 南山 茸長渓
池谷 模塼石塔・경주 남산 용장계지곡 모전석탑(宝物 第1935号)
鮑石亭址・포석정지(史跡 第1号)
慶州 南山城・경주 남산성(史跡 第22号)
慶州 逸聖王陵・경주 일성왕릉(史跡 第173号)
慶州 定康王陵・경주 정강왕릉(史跡 第186号)
慶州 憲康王陵・경주 헌강왕릉(史跡 第187号)
慶州 奈勿王陵・경주 내물왕릉(史跡 第188号)
慶州 紙摩王陵・경주 지마왕릉(史跡 第221号)
慶州 景哀王陵・경주 경애왕릉(史跡 第222号)
慶州 羅井・경주 나정(史跡 第245号)
慶州 南山一円・경주 남산 일원(史跡 第311号)
など、
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。